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  宵待ちビビのいろはにお江戸*覚書 →人情掲示板でのお江戸あれこれ 
★放送を見ながら、気になったことをつらつら書いていきますが、多少、前後します。 ご了承くださいね。
第6回『栗(九里)より(四里)うまい十三里=石焼〜きいも!(江戸時代のシャレ)』
by ビビッドカラー

【ゲイシャガールへの道は一日にしてならず…】
【山岡頭巾…お主もワルよのう度、激アップなアイテム】
【あばよ〜ってのも、江戸言葉だったんだぜい by 柳沢慎吾】
【二の腕まくり…薄暗がりもいいもんだ】
【おまけ・《第6回》人情いろは歌留多】

初めは栗より半里及ばず「八里半」どまりだったとか。上方で、十三里と称していたのが江戸にひろまったというから、さすが食道楽の関西…おいしさに気付くのもはやい!(^o^)丿。庶民の味も最近は高くなった昨今を思うと…しみじみ〜。
江戸市中町家のある土地にして冬分に至れば焼き芋店のあらぬ所はなし。また、町々木戸際なる番太郎の店にては必ず焼き芋を売る。〜 『絵本風俗往来』より 〜

【ゲイシャガールへの道は一日にしてならず…】
 郭や御座敷などの特殊な世界は、その雰囲気を楽しむ醍醐味もあるので、「ことば」なり「小道具」なりの助けを使うことが多い。地方のなまりを隠すための「ありんす言葉」にしてもしかり…。ただ、「時代劇」の場合は、しぐさやしゃべり方が身につかない場合も多く、時代や場の「空気」を醸しだすのはホント難しい…。
 ひとくちに、芸者さんといっても、縄張りというか、所属というか、その界隈で雰囲気はずいぶん違う。まどかが扮したものは、「向島」界隈の料亭を「シマ(縄張り)」とする芸者さん…。少し、高めの間延びした返事は、歌舞伎の芸者衆を演じる女形の台詞回しを参考にしているような感じがしないでもない。現在の向島芸者さんは、当然、普通の言葉回しをするそうでげす。(←「〜でげす。」…太鼓もち・幇間=ほうかん/男芸者の言葉)

芸者というオシゴト:http://www.geocities.co.jp/Hollywood/4840/geisya1.html
(←うそざれんのお座敷とあらば、どこからともなく現れる「金魚奴姐さん」です)

●大江戸花街 前回、「吉原」の遊郭が舞台だったのだが、遊郭と花街は微妙に違う。贔屓筋の違いで、花街にも栄枯盛衰があるというのがおもしろい。あまり、目にする機会がないだけで、知る人ぞ知る、これもまた、現在にも脈々とつながる文化の一環。
・ 葦町(よしちょう:芳町とも)=日本橋の旦那方とその接待相手である幕府の御偉方(おえらがた)がご贔屓筋。
・赤坂=赤坂見附は、四谷見附、牛込見附、虎の門と同様、外堀から江戸城内へと入る防禦の御門があったところで、武家屋敷、社寺など多い場所柄。「あかさかな 夢を見させる 左褄」
・ 柳橋=裕福な商人。幕末期に一番栄えたと言われている。いまは、花街としての機能は果たしていない。
・ 神楽坂=現在でも邦楽の師匠や演奏家、落語家などが住む粋な街。
・ 向島=文化人好み。江戸時代に栄えた歓楽地。
・ 深川=威勢の良い木場の旦那方。場所柄、辰巳芸者ともいう。
・ 浅草=上野広小路芸者…田楽茶屋の酒客の相手、櫓(やぐら)下芸者…芝居小屋周辺の見物人相手、堀の芸者…大門外の田町・山谷堀あたりの編笠茶屋や船宿を出先、など、広い範囲の歓楽街。
・ 新橋(銀座周辺)=観世と金春の能役者の屋敷で働いていた下女が酌婦をするようになって誕生したらしいので、歴史は古い。

 明治時代になると、明治政府が東京に本拠を構えたことにより、当然お座敷政治の場も、新橋へと移り、銀座の芸者さんが台頭していくる。薩長出身の政治家にたいして、幕臣に贔屓が多かった既存の芸者衆は受け入れがたく、あまり勢力の強くなかった新橋・銀座界隈の芸者がその相手を一手に担ってきたからではないかといわれている。(銀座通連合会)

  吉原には、はじめ男芸者が座を回っていたが、そのうちに女芸者が酒の席に興(きょう)を添える芸人として登場する。もともと、芸者としてのたしなみは遊女が身に付けていなくてはならないものなので、お互いリンクする存在ではあったのだが、素養のない遊女が多くなり、芸者と遊女の役割が分離してきたというわけ。誤解されがちだが、芸者は遊女と違い、身体を売るようなことはしない。芸者に客を取られては、トラブルが一層、増えてしまうため、厳禁とされていたからだ。とはいえ、そこは男と女、売春をする芸者のことを「ころび芸者」・「枕芸者」とよぶ。身持ちの堅い芸者を転ばせることを自慢する通人も現れるようになるなど、かなり際どいお話が残っている。
 吉原以外の花街では、たしかに事情は違ってくる。とくに、公認の遊郭ではなかった深川は、宿場でもないため、飯盛り女を雇うわけにもいかない=正式に遊女を雇い入れることができない事情があり、それゆえ、契約の時に男性名義で雇用契約をするという大胆な策略がとられた。つまり、辰巳芸者の「ぽん太」とか「米吉」とか男性名はそういったことからきているようだ。

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山岡頭巾…お主もワルよのう度、激アップなアイテム
 料亭に入っていった武士、旗本のバカ息子がかぶっていた頭巾。たいていは、位の高い武士などがお忍びや私用で外出する際に顔を隠す目的でかぶるもの。生地は縮緬(ちりめん)、織物など、色彩は黒、茶系が多い。金子(キンス)の刺繍が施してあるっていうイメージは、時代劇に植えつけられたものに相違ないかも〜。横から見ると頭の形に添った、滑らかな曲線をもって、肩にかかるくらいで広がっており、鼻や口などを覆う長方形の共布がついてた。
 じっさい、ほんとうにかぶって外出なんかしてたのか…資料が少なくて、あいすみませぬ。
 でも、商人とお金に困った士族のもちつもたれつ関係(借財棒引き)などは、まるで、日本史の教科書どおり!

●茶器の重要性
 江戸時代になると徳川幕府においても大名を客とし、将軍自ら亭主をつとめる茶会が開かれるなど、諸大名の間にも茶の湯の心得は必要不可欠なものとなっていく。「侘・寂」が武士道と妙に、リンクしたとかで、「質実剛健」がモットーの家康は、「茶道」大好き!それに、茶室の密室性は大物になればなるほど、必要性を感じていたのかもしれない。上が好めば、下は従うのは世の習い。大茶道ビジネス…なんでも、商売に結び付けて考えるのは無粋だが、金になるから広まるということもある。
「家康公から賜った家宝」:ははは、「大江戸お宝探偵団」に出品したら案外…「偽物」だったかもしれないよ〜。箱書きだけは本物とかね(笑)。しかも、バスケット、いやラグビー状態。割ったら、エライことだったんだからね、わかってるんだろうねぇ。

●庶民だって(茶道とは関係なく)、フツーのお茶ぐらい飲みたいわな〜
江戸後期の国学者前田夏蔭の著作「木の芽説」によれば
「今日ではどんな貧しい家でも、朝夕これを煮ぬ家もなく、四六時中これを汲まぬ人はいない。」
とある。誰でもが好きな時にお茶を楽しんで飲めるようになっていたという証。良かったなぁ〜♪

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【あばよ〜ってのも、江戸言葉だったんだぜい by 柳沢慎吾】
実は、現代、乳幼児が使っていることばは江戸時代に生まれたことばが多いのである。例えば、歩くことを「あんよ」、降りることを「おんり」、おなかを「ぽんぽん」、おしっこを「しーしー」、衣服を「べべ」、寝ることを「ねんね」、湯を「おぶう」、きたないことを「ばっちい」あるいは「ばばっちい」など。
 いまではどの地方でも使われているが、本来はみな、江戸生まれのことばである。子供だけとはかぎらないが、さよならを「あばよ」というのもそうだ。「さあらばよ」→「さらばよ」がつまって出来たことば。子供にむけては、「あばあばよ」と言っていたらしい。『仮名文章娘節用』『倭訓栞』より
 五郎八兄ィ、今回も決めポーズの途中で襖をしめられて、実質的な「あばよ」になったが(例の熱湯コマーシャル風襖ピシャリの時ほど、スピードと切れがなかったね…)、いい加減、『雁屋』から戻ってきたらどうなんでぃ?

中央区郷土史同好会:http://www.asahi-net.or.jp/~fv3a-mkbc/37kai.html

もちろん、江戸言葉おこちゃまバージョンだけではなく、おとなバージョンもあるのだが、それはまた、今度…ということで(笑)。なんて、残すところ、あと2回じゃん!どう「落とし前」つけるのやら…。

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【二の腕まくり…薄暗がりもいいもんだ】
大立ち周りを演じた清太郎、上腕に擦り傷?タイミングよく、まどかが「竹の花をすりつぶしたもの」を持ってくる。先日の「腹痛さわぎ」だけでなく、「竹の花」大活躍!
 「塗ってくれねぇのかい?」変われるものなら変わりやしょう。「ドモ●ルンリンクル」なみに、丹念に丹念に塗りこんでさしあげます!

●江戸のおくすり
<膏薬こうやく>
 打ち身、切り傷、腫物などに効く塗り薬のこと。香具師が口上を述べながら売っていた。口上が有名な膏薬には「陣中膏」という止血薬と「ガマの油」がある。ガマの油とは、ガマ(ヒキガエル)が驚いた時目の付近にある小さなイボから出る白い汁のこと。麻酔効果のある、毒性の強い分泌液なので、くれぐれも取り扱い注意って…そんな機会ない?!
<内服薬>
 ほとんどが煎じ薬。生薬を薬研(やげん)で砕き、何種類かを配合したものを煎じて服用していた。その配合を匙加減(さじかげん)といい、処方は極秘であった。
 生薬は「しょうやく」あるいは「きぐすり」と読む。薬の原料となる動植物のこと。

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引用した資料
江戸東京博物館展示資料
大江戸ものしり図鑑(主婦と生活社)
江戸ことば450語 (三省堂)
江戸東京歳時記(歴史文化ライブラリー)
女とことば今昔 (雄山閣)

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【おまけ】
《第6回》人情いろは歌留多

け:けんもほろろな おっかさん 鬼嫁良妻 紙一重 
ふ:振りかざされた 匕首四本(あいくちしほん) 腕に覚えの 目くらまし
こ:恋(こひ)しさが 意地の隙間に見え隠れ
え:江戸の時代の 矛盾をつけば この矛(ほこ)なかなか収まらず
て:手ぬぐいの陰の眼(まなこ)の艶っぽさ